青汁の原料別の特徴~ケール~

青汁にはいろんな種類がありますが、青汁の代表格といえるのが『ケール』です。ケールは古くから青汁の原料として使用されており、現在でも大手青汁メーカーの多くはケールを原料とした青汁を製造しています。

そんなケールですが、青汁の原料として使用されているということ以外についてはあまり知らない人が多いのではないでしょうか?ここでは、ケールの基本情報についてお知らせしますので、ぜひケールについての知識を深めていただければと思います。

【ケールとは?】

ケールとは、アブラナ科アブラナ属の植物です。ケールの原種はヨーロッパにあり、ヨーロッパでは家庭料理の食材として広く使用されています。ケールが日本に入ってきたのは江戸時代といわれており、「羽衣甘藍(はごろもかんらん)」とか「緑葉甘藍(りょくようかんらん)」とも呼ばれています。

キャベツの原種ともいわれているケールですが、キャベツと違って結球することはなく、茎は1~2mほどの高さにまでになります。

ケールには、育てやすいという特徴があります。ケールは非常に生命力が強い野菜なので、一年を通して季節に関係なく栽培することができます。

【ケールに含まれる栄養素】

その栄養価の高さから、ケールは「緑黄色野菜の王様」ともいわれています。ケールに含まれている代表的な栄養素には次のようなものがあります。

◆ビタミン

ケールには、ビタミンCやビタミンE、そしてβカロテン(体内でビタミンAに変化する)などといったビタミンが豊富に含まれています。老化や動脈硬化などの要因として、体内でつくられる活性酸素が挙げられていますが、これらのビタミンには活性酸素を除去する効果がありますので、アンチエイジング効果や生活習慣病の予防にも効果が期待できます。また、βカロテン(ビタミンA)やビタミンC、ビタミンEには美肌効果がありますし、免疫力をアップさせる効果もあるので、風邪予防などにも効果的です。

◆食物繊維

ケールは、青汁の用いる野菜の中でも食物繊維が多い野菜として知られています。食物繊維には、血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロールの排出を促したりする作用があります。また、胃腸の働きを整えて便通を良くするので、便秘解消にも効果的です。

◆カルシウム

野菜でカルシウムを摂るというイメージはあまりないかもしれませんが、ケールにはカルシウムも豊富に含まれています。カルシウムを多く含む食品として代表的なのは牛乳ですが、ケールに含まれているカルシウム量は100g中220mgで、これは牛乳の約2倍の量に当たります(文部科学省「五訂日本食品成分表」より)。ですから、あまり知られていませんが、ケールに含まれているカルシウム量は牛乳よりも優れているのです。

◆ルテイン

目を保護する働きのある栄養素として知られているルテインですが、実はケールにも含まれています。ルテインには、抗酸化作用があるだけでなく、PCやスマホなどから発せられるブルーライトの光を吸収する働きがあるので、目の疲れなどを予防します。また、白内障の予防にも効果があると考えられています。

◆メラトニン

睡眠を促すために脳から分泌されるホルモンがメラトニンですが、メラトニンは加齢によって分泌が減少していくものといわれています。不眠症の原因のひとつにメラトニンの分泌不足が挙げられますが、ケールにはメラトニンが豊富に含まれていますので、摂取することで睡眠障害を改善することができます。

【青汁としてのケール】

このように、栄養が豊富でわたし達のカラダの健康や美をサポートする強い味方ともいえるケールですが、ケールには苦みや青臭さがあり、ケールを原料とした青汁はどちらかというと飲みにくいという難点があります。

ヨーロッパでは揚げ物に用いたり、ポタージュスープとして親しまれてきたケールですが、食材としては日本でなかなか受け入れられなかった背景にはそのような理由があります。

最近では、ケール青汁を飲みやすくするために、フルーツなどの風味をつけるなどの工夫をされたものもありますので、もし、飲めるか心配という人はそういうものを試してみるといいと思います。