青汁の原料別の特徴~クマザサ~

クマザサと聞いても、「料理の飾りに使うもの」といったイメージしかなく、食品としてはあまり馴染みがないという印象を持つ人が多いかもしれません。しかし、最近では、クマザサに胃痛や高血圧、免疫力向上、骨粗しょう症の予防、発がん抑制作用などがあることが分かってきて注目されている植物でもあるんです。

実は、クマザサの薬効については古来から幾分か知られてはいましたが、近年になって新たにクロロフィルやアミノ酸といった豊富な栄養素が含まれていることが知られ、青汁の原材料として用いられるようになりました。

ここでは、そんなクマザサの基本情報についてお知らせしたいと思います。

【クマザサとは?】

クマザサ(熊笹)はイネ科ササ属の植物で、西日本の山間部に多く自生しています。クマザサの名前の由来には、冬眠前の熊がたくさん食べる笹なので「熊笹」と言われるという説と、秋から冬にかけて葉のふちが白く隈取りされるために「熊(隈)笹」と言われるようになったのではないかという2つの説があります。

古くは、おにぎりや餅などを包むためにクマザサが使われていました。クマザサには、防腐効果や殺菌効果があるとされていて、食べ物を長持ちさせるためにクマザサの葉で包むことが一般的だったようです。今でも笹餅や笹団子、笹寿司など、笹を使った料理が新潟を含む北陸地方で作られています。

クマザサは、栄養素が豊富に含まれているということが知られてはいたものの、繊維が堅い植物のため、食品として利用されることはありませんでした。しかし、最近になってクマザサを摂り入れやすくする技術が開発され、クマザサの青汁やパウダーが製品化されてきました。

【クマザサに含まれる栄養素】

クマザサには栄養が豊富に含まれているため、テレビやラジオで注目されている食材のひとつです。ここでは、クマザサに含まれている栄養素の中でも代表的なものを紹介したいと思います。

◆クロロフィル(葉緑素)

クマザサの葉の約80%を占めているのがクロロフィルで、このクロロフィルには新しくきれいな血液を作る造血作用があります。また、クロロフィルの有効成分のひとつである『銅クロロフィリンナトリウム』には胃腸を強化する役割がありますし、他にも抗アレルギー効果、新陳代謝の促進など、幅広い効果を期待できる成分です。

◆アミノ酸

細胞や酵素を構成し、それぞれが正常に機能するようにサポートするのがアミノ酸です。クマザサには、牛乳や米の2倍ものアミノ酸が含まれています。アミノ酸には種類に応じて様々な効能がありますが、クマザサには、脂肪の燃焼を促進してくれるリジン体力や筋力の向上に役立つロイシンイソロイシンが含まれています。

◆クマザサ多糖体

クマザサ多糖体は、人間の細胞と相性が良いと言われており、ダメージを受けた細胞を修復してくれます。多糖体は、細胞膜のさらに外側を覆っている成分ですが、この多糖体が不足すると細胞を守る外壁が薄くなり、栄養の吸収や排出が阻害されたり、病原菌に侵されるリスクが高まります。ですから、クマザサ多糖体を摂取することで、免疫効果をアップさせたり、血液を浄化させたり、血液を作り出すなどといった効果を期待することができます。

◆食物繊維

クマザサは、食物繊維が豊富に含まれており、クマザサの青汁などを体内に摂り入れることで、腸内環境が整えられ、便秘解消や予防になります。さらに、食物繊維は胃を膨らませるため、食べ過ぎを防ぎますから、ダイエット効果もあります。

◆ビタミン類

クマザサには、ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンKなどのビタミン類も豊富に含まれています。ですから、美白効果や美肌効果、そしてアンチエイジング効果が期待できます。

【青汁としてのクマザサ】

クマザサは、堅い食物繊維が豊富に含まれているため、青汁の製品化は難しいだろうと長年言われていました。しかし、非常に細かく粉砕することによって、栄養素を損なわずに青汁にすることが可能になりました。

クマザサの青汁の魅力は何といっても、飲みやすさです。香りも笹団子のような香りなので、「笹のお茶」といった感覚で飲むことができます。ですから、青汁が苦手という人でも美味しく飲める青汁とえいます。栄養をしっかり摂取しつつ、美味しく飲める青汁を探している人にはおすすめの青汁です。