青汁の原料別の特徴~クロレラ~

青汁の原料のひとつであるクロレラ。免疫機能を高める効果や血圧やコレステロール値を低下させる効果、さらには貧血を予防する効果、アンチエイジング効果など、さまざまな健康効果があることが知られています。しかし、実際のところ、クロレラが何なのかということはあまり知られていないかもしれません。

ここでは、そんなクロレラの基本情報についてお知らせしますので、ぜひクロレラについての知識を深めていただければと思います。

【クロレラとは?】

クロレラは、植物性プランクトンの一種で、淡水に住む緑藻類に分類されています。約5億4千年前にはすでに存在していたとされるクロレラは、高い光合成能力があり、空気中の二酸化炭素・水・太陽の光、そして少量の無機質があれば大量に増殖します。

クロレラには、βカロチン、ビタミンB1・B2・B6・B12、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシンといったビタミン類や、鉄分、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル類、さらには食物繊維やクロロフィル(葉緑素)などの栄養素がバランスよく含まれているため、「天然のマルチビタミン」と称されることもあります。

クロレラの研究は古くからなされており、戦後の食糧難の時にGHQがクロレラの大量培養を依頼したという話も残っています。実際に、クロレラの大量培養の研究が行われ、実験には成功したそうですが、クロレラの生産コストが思いのほかかかったこと、そしてクロレラの独特のにおいが障害となって製品化されることはなかったようです。日の目を見ることがなかったクロレラでしたが、近年になって豊富な栄養素と高い効能が再び注目され、青汁やサプリなどの健康食品の原材料として使われるようになってきました。

【クロレラに含まれる栄養素】

豊富な栄養素が含まれているゆえに、クロレラは「天然のマルチビタミン」ともいわれています。ここでは、クロレラに含まれている代表的な栄養素について紹介していきます。

◆ビタミン

クロレラには、βカロテン(体内でビタミンAに変化する)やビタミンB群、さらにビタミンCやビタミンEなどといったビタミンが豊富に含まれています。これらのビタミンには活性酸素の発生を抑制したり、除去したりする効果がありますので、活性酸素が原因となる老化や動脈硬化などを予防することができます。

また、βカロテン(ビタミンA)やビタミンC、ビタミンEには美肌効果がありますし、免疫力をアップさせる効果もあるので、アンチエイジング効果や生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

◆ルテイン

ルテインは、認知症を予防に役立つ可能性があるといわれている抗酸化成分のひとつでクロレラにも含まれています。ルテインは、目を保護する栄養素としても知られており、パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトから目を守り、目の疲れなどを予防してくれます。また、最近の研究では白内障の予防にも効果があると考えられています。クロレラに含まれているルテインの量は、他の野菜よりも圧倒的に多く、ニンジンの264倍、カボチャの419倍もの量が含まれています。

◆クロロフィル

クロレラは植物の一種なので、人間の体では生成することができないクロロフィル(葉緑素)が含まれています。このクロロフィルには、発ガン抑制、コレステロール低下、消臭などの効能があるとされています。クロレラには、デトックス効果や美容にも役立つとされているこの栄養素が、一般的な緑黄色野菜と比べて2倍以上含まれているといわれています。

【青汁としてのクロレラ】

クロレラには、活性酸素を抑制したり除去する成分が含まれているため、わたし達のカラダの健康をサポートする強い味方ともいえます。しかし、このクロレラには独特の強い臭いがあるため、クロレラを原料とした青汁は飲みにくいという難点がありました。

それで最近では、クロレラの青汁を飲みやすくするために、大麦若葉などのクセが強くない野菜とブレンドしたものが多く出ています。どうしても他の野菜が混じっていないクロレラだけの青汁を摂りたいという人のためには、粉末タイプではなく錠剤タイプが作られており、サプリ感覚で飲めるようになっていますから、錠剤タイプのものを試してみるといいでしょう。