青汁はアトピーにも効く?

アトピー性皮膚炎というと、以前は「乳幼児期特有の病気」と考えられていました。しかし、最近では20歳過ぎてもアトピーが治らなかったり、一度治った後にまた再発してしまうというケースが増えてきているようです。

アトピー性皮膚炎の症状は、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特長です。症状がひどいと、かゆくて夜も眠れなかったり、肌をかき過ぎてボロボロになってしまったりすることも少なくありません。

つらい症状が続くアトピー性皮膚炎ですが、青汁を飲むことで症状を改善できたという事例も報告されています。ここでは、青汁を飲むことで、アトピー性皮膚炎にどのような影響を与えるのか考えていきたいと思います。

【アトピー性皮膚炎の原因は?】

青汁がアトピー性皮膚炎にどのように作用するのかを考えるまえに、アトピー性皮膚炎の原因についてまずは簡単に説明したいと思います。

アトピー性皮膚炎の原因は、はっきりと特定されているわけではありませんが、幾つかの要因が重なり合って起きているのではないかということが分かってきています。例えば、皮膚のバリア機能の低下、アレルギー物質に対する過剰な反応、善玉菌が少なく腸内環境が悪い、そして遺伝などがアトピー性皮膚炎を引き起こしている要因として考えられています。

アトピー性皮膚炎特有のかゆみを伴う湿疹は、肌が乾燥して皮膚のバリア機能が低下したときに、アレルギー物質が侵入したり、強いストレスを感じたりすると起こると考えられています。かゆみや湿疹は、身体を有害なものから守ろうと免疫が過剰に働いてしまっている証拠です。免疫が過剰に働くというのは、ある意味で“正常に機能していない”ということなので、免疫力が低下しているということでもあります。

ですから、アトピー性皮膚炎を改善するためには、皮膚のバリア機能や免疫力を高めることなどが必要になります。では、青汁にはそのような働きがあるのでしょうか?

【青汁は腸内環境を整え、免疫力を高める】

青汁には、免疫力を高める効果があります。

あまり知られていないかもしれませんが、腸には免疫細胞の6割以上が存在しており、それゆえに腸は「最大の免疫器官」とも言われています。ですから、腸内環境が良い状態かどうかは、身体の免疫力の状態を左右すると言えるんです。

免疫力を高めるのに大きな役割を担っている腸ですが、青汁はその腸内環境を整えるために理想的な食品のひとつといわれています。

腸内環境を整えるためには、腸の中の善玉菌を増やす必要があります。そのためには、善玉菌のエサとなるものが必要です。そのエサというのが、青汁の中に豊富に含まれている「食物繊維」です。食物繊維を毎日摂り入れることで、善玉菌の働きが活発になり、腸内環境を整え、免疫力を高めることができるのです。そうすると、アレルギー物質が皮膚に侵入しても過敏に反応しなくなり、かゆみや湿疹といったアトピーの症状も出なくなる可能性がでてきます。

【青汁は皮膚のバリア機能を高める】

青汁には、皮膚のバリア機能を高めるのに必要な栄養素が豊富に含まれています。

皮膚のバリア機能を高めるためには、ビタミンやミネラルが必要です。ビタミンAには、皮膚や粘膜の組織を丈夫にする働きがありますし、ビタミンEには、血流を改善させる作用があるため、皮膚や粘膜の細胞にしっかりと栄養を届け、新陳代謝を促進することができます。また、微量ミネラルのひとつである亜鉛にも、皮膚と粘膜の再生を促進させて新陳代謝を向上させる作用があります。

ですから、ビタミンやミネラルは肌のバリア機能を高めるためには必要な栄養素ということが分かります。

青汁には、皮膚のバリア機能を高めるのに必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれています。ですから、青汁を飲むことで、免疫力を高めることができるだけでなく、皮膚のバリア機能をも高めることができるのです。ですから、青汁はアトピー性皮膚炎を改善・完治させるのに効果があるとされています。